パンチラ、それは日本の全男子が夢みる希望の光。しかし、希望の光はみることが困難かつ一瞬で暗闇に消えてしまう蜃気楼のようなもの。そのような男子にとってのアポロは私のところに突然にやってきた。
それは大都会トキヨを代表するグリーンモンスター 山の手ラインに乗車していた気怠い昼下がりのこと。メグロ辺りだったと記憶しているが1人のアーバンファッションに身を固めた女子が私の右斜め向かいに座ったんだ。
顔?そんな野暮ったいことは聞くなよ。顔はファッションに反比例してローカルであったから今のうちに脳内補正をかけておくことにする。彼女は車内ですぐさま寝息をたて始めた。
最初は全く気にかけていなかった。iPhoneで光のお勉強をしていたからだ。だが次の瞬間、一瞬何かが輝いているように感じた私は右斜め前を見た。
暗闇と光の境界線。決して混ざることのない両者が私の視界に入ってくる。いや、正確には光はほぼみえていないのだが。
私は希望の光を探し求めるために、エンデバーに乗った気分で視線を宇宙へと向けるが、なかなか光はみえてこない。見えるのは一層と広がる暗闇と大地のような太ももだけ。
ここで1つ言っておくが、今回なぜここまで私が期待していたかというと、彼女の股の開きっぷりにある。あそこまで股が開かれていたら、NASAでも飛び込んでいくだろう、と私は今のうちから釈明しておく。
というわけで、私は依然希望の光を探し求めていたわけだが、たまにみえそうになると私のチンチラのようなムネはドチドチし、中学生の時の自分を思い出す。そして、私は気付いた。
このチンチラチックなドネのムチムチを味わうために私は危険を冒してまでに光を追い求めるのかもしれないと。
ただ光がみえればいいってもんじゃない。その光をみつけるまでの過程、苦労、経験が私を成長させ、気付かせる。
お前はいい歳して何やってんだ、と。
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